機械の頭には根付かない言葉

情報の検閲・編集・改竄・捏造・歪曲・操作によって、消滅することが決定付けられている日本で。

 コロナ以後の社会はいま、多数決主義と効率思考に反対できるか。
 重要なのは、意見の同一という数ではなく意見の質であり、そして適切な配置なのである。適切ではない配置とは、イチローを球場の受付に置いて、受付のバイトを野球のプレイヤーに置くようなものである。
 そして、効率思考が可能性を削いでいく。効率思考が生む新しい可能性は無いのだ。
 一人で歩けない者が何人集まって手を繋いでも、それは歩けない集団なのだから。そればかりか他人が歩くのを重くしていく一方なのである。社会がそれに気づけるかどうか、ということでしかない。