機械の頭には根付かない言葉

情報の検閲・編集・改竄・捏造・歪曲・操作によって、消滅することが決定付けられている日本で。

 ありとあらゆる日本語の文字というのは、現代日本語の「あ ~ ん」までの切り取り方とその並べ方次第で、すべてが存在する。そして存在するということは、存在しないということにもできる。そこには元の文字さえ必要ではなく、元の文字というものが意図した都合に沿わないのであれば、むしろ元の文字など無い方が良い。
 図書館の本棚のどの一部分を切り取るかによって、ありとあらゆる本棚のどんな列でも作る事ができる。 そしてまた同様に、それ以外の本棚を消すこともできる。それを図書館と呼んでも構わない。それどころか本棚は、結局のところ有っても無くてもよい。それを気にする人などいない。大事なのは、実際の図書館という中身ではなく、それが何の図書館であるのかという形をそれぞれが思い思いに勝手に定義づけることだからである。
https://drive.google.com/file/d/1S3avf9ZH13yoMc4UMZ_DubTtEdPevnWQ/view?usp=drivesdk